リレーコラム

      ここでは、データヘルス計画に関わる管理者や専門職などの方々に、データヘルス計画の策定や保健事業の実施についてうかがった話をコラムとして掲載しています。

      Part10:リレーコラムを再開します

      医療情報基盤・診療報酬審査支払機構

      Part9:職員・事業主・加入者を動かす“仕掛け”と“環境づくり”でデータヘルスを推進

      パナソニック健康保険組合:
      加藤常務理事 木下健康開発センター データヘルス推進担当部長

      Part8:コラボヘルスにおける健保組合の役割

      オムロン健康保険組合:
      谷口常務理事 佐藤事務長

      Part7:事業主との距離を縮め、健康管理を手厚くサポート

      東京薬業健康保険組合:
      金澤専務理事 樫本企画部長 岩見企画課長

      Part6:営業職に切り込む!共同事業による新たなチャレンジ

      グラクソ・スミスクライン健康保険組合:
      住田常務理事

      Part5:データヘルスのさらなる発展と有効活用に向けて

      日本航空健康保険組合:
      田口 常務理事

      Part4:健康ムーブメントの実現へ

      コニカミノルタ健康保険組合:
      渕上事務次長 大西氏(保健師)

      Part3:事業主、他組合との連携促進に向けて

      北陸電気工事健康保険組合:
      辰巳事務長

      Part2:データを戦略的に活用できる健保を目指して

      イノアック健康保険組合:
      名倉常務理事

      Part1:SGホールディングスグループ健康保険組合におけるデータヘルスの取組とデータヘルス計画の策定

      SGホールディングスグループ
      健康保険組合:田浦課長(保健師)※
      ※取材当時の肩書

      リレーコラムを再開します

       リレーコラムにつきましては、データヘルス計画に関わる担当者や専門職などの方々に、データヘルス計画の策定や保健事業の実施に関するお話を伺い、掲載してきました。
       2019年7月以降、更新を中断しておりましたが、今般、再開することといたしました。
       今後は、健康保険組合連合会、厚生労働省、東京大学、保険者のご担当者様のご協力をいただきながら、保険者のデータヘルス計画の策定や保健事業の実施に有益な情報を定期的に掲載してまいります。ぜひご覧ください。

      再開第1回目は、医療情報基盤・診療報酬審査支払機構です。

      (2026年10月30日掲載)

      1.支払基金から「DX審査支払機構」へ

       社会保険診療報酬支払基金は、2026年10月1日の組織改組に伴い、「医療情報基盤・診療報酬審査支払機構(略称「DX審査支払機構」)」として新たなスタートを切りました。
       支払基金は、1948年の発足以来、診療報酬の審査支払を通じて医療保険制度を支える重要な役割を担ってきました。
       今後は、レセプトの審査支払業務で培った知見やノウハウを活かし、オンライン資格確認等システムの基盤を活用しながら、医療DXに関する施策を推進するための中心的役割を担う組織として、全国医療情報プラットフォームをはじめとする医療DXのさらなる推進にも取り組んでいきます。

      データ支援部特定健診・健康スコアリング係:
      左から伊藤主任、守越主任、武田主査、
      畑中主任、赤間係長

      2.データヘルス・ポータルサイトの歩みと役割

       データヘルス・ポータルサイトは、健康保険組合によるデータヘルスの事業運営の円滑化と標準化を図り、事業の実効性を上げることを目的として、2016年度に東京大学が開発した支援ツールです。
       2018年度からの第2期データヘルス計画では、すべての健康保険組合がポータルサイトを活用して計画策定及び評価・見直しを行っています。
       2022年7月からは、DX審査支払機構(旧:支払基金)に移管され運営しています。
       このデータヘルス・ポータルサイトを通じて健康保険組合は、健康課題と保健事業の紐づけや事業ごとの定量的な評価指標の設定・評価が可能となっており、取組状況の見える化や、健康保険組合相互の比較により、将来的に健康課題別の効果的な保健事業のパターン化や成功事例の蓄積・共有を目指しています。

      3.データヘルスの支援に向けたハード面の整備

       DX審査支払機構では、保険者によるデータヘルス計画のPDCAの取組を支援するとともに、データヘルス計画の推進に役立つ様々な情報を一元化し、わかりやすく情報提供することを目的として、以下のようなデータヘルス・ポータルサイトの機能拡充・利用者視点での改善を進めてまいりました。
      【データヘルス計画に関する主な機能拡充】
        ① 第3期データヘルス計画作成ページの整備
        ② 健康課題、アウトプット指標・アウトカム指標等の引継ぎ機能の実装
        ③ データヘルス計画の相互閲覧機能の実装
      【その他の主な機能強化・改善】
        ① 健康スコアリングレポートに係る事業主マスタ登録機能・レポートダウンロード機能の実装
        ② 外部委託事業者の登録・閲覧機能の実装、サービス情報検索ページの機能改善
        ③ 共通の評価指標の集計、閲覧機能の実装及び集計・可視化機能への反映
        ④ マスターユーザー向けメールの配信先複数登録機能の実装
       なお、2026年12月からスタートする第3期データヘルス計画の中間評価・中間見直しに向けては、自保険者のデータヘルス計画において「優先すべき健康課題が一つもない」場合や「保健事業と紐づいていない優先すべき健康課題がある」場合に注意喚起するなど、人員や時間が限られた中でも適切な評価・見直しができるよう配慮したページの開発を進めております。

      4.データヘルス支援に向けたソフト面の取組

       DX審査支払機構では、ハード面の整備を進めるだけではなく、審査支払業務で培ったデータ分析・活用に関する知見やノウハウを活かして医療等情報の二次利用を推進するとともに、保険者支援のさらなる充実に向けたソフト面の取組も進めてまいります。
       【主な取組】
        ① 健康スコアリングレポート集計データの活用方法に係る動画掲載(2026年9月実施)
        ② 第3期データヘルス計画の中間評価・中間見直しに向けた参考資料の配布(2026年11月末予定)
      上記②につきましては、レーダーチャート(Excel形式)を各保険者向けに提供する予定です。
      共通の評価指標を一覧で確認することで、自組合の強みや課題のある項目を把握できるとともに、 「男女別」「被保険者・被扶養者別」の値を見ることで、対象者の属性別に特徴や課題を把握することもできるよう、作成を進めております。詳細につきましては、次回のリレーコラムにてお知らせいたします。